◎ 信州のペル

 清里から車で30分、信州の小さな町で、85歳の母は販売機を5台、写真の受け付け、たばこの販売

宅急便の取次ぎ等をやりながら、町の人達と交流を持ち元気に暮しています。              

 母と暮している愛猫ペル・・・・・・黒毛のペルシャ猫のペル・・・・・・・

ペルは、宅急便の自動車が止まると荷物のそばに寄り添い、じっと待っているので、宅急便の集荷にくる

”クロネコヤマト”のお兄ちゃん、お姉ちゃんの人気者です。いつも頭をなでてもらっては、「ニャーオ」

と挨拶をかわし、「よろしく〜〜〜」といった顔をして、お兄さんたちが重い荷物を運んで行くのを見送っています

 私が幼い頃母にしてもらった、腕枕・・・・・・。今はペルが私の身代わりとなり、ベッドで母の

ぬくもりを味わっています。ペルは母の行く所には、何処へでも付いて行きます。販売機の入れかえ

時などまるで置物のようなかっこうをして、母が終わるのを待っています。

 雄猫のペルなのに喧嘩が弱く、何時も頭に怪我をして帰り、母の愛好している健康食品を付けてもらっては治し

ています。過去三回も、、、、、、、。今ではすっかりきれいになって、ふさふさとした黒毛をなびかせて、母と二人

(?)の生活を元気一杯送っています。

 故郷では、庭一面に咲く色鮮やかな花の咲くのを眺め、寒い冬には窓越しに、雪をかぶった真っ白

な山々の風景を見ながら、近所の人達とのお茶会に、明るい笑いがたえません。

 清く澄んだ空気、一面の緑、真っ青な空、そして白銀の山々・・・・・、

      自然の与えてくれる感動は、人間を動かし、

            人との出逢いは、人間を変えてゆきます

                    人は一日一日を過ごしていきます。

     生きる喜びを求めて、、、、、、、、。